【兵庫県・加古川市】おしゃれ。それは自分をもっと好きになる、変身の魔法【cawaii itoi】

こんにちは。
播磨の魅力を発信するメディア「palette」のライター、ロペスです。

桜が散って花見のシーズンも過ぎ、春らしさと言えば猛威を奮っている花粉くらい。植物の生殖活動に巻き込まれ、耳鼻系をやられながら働いているここ最近。気温も日に日に高くなり、最高気温が20度近くなる日も多くなりました。

着る服もそろそろ春仕様にしようかと思い、衣替えをして初めて気づいた事実。

クローゼットに……服がない。
びっくりするほど全くない。


元来ファッションに対して興味関心が薄く、服も「警察に捕まらない程度に肌を隠せればそれでいい」という低すぎるボーダーラインのもとで選ばれたものばかり。
それもそのはず。
実は自分、「おしゃれ」が嫌いなんです。

考えるのがしんどい。
ズレてたらどうしよう。
ダサいって言われたらどうしよう。

そんな不安を抱えるあまり、今まではとりあえずスーツさえ着ていれば文句を言われないだろうと、ひたすらスーツを着ていました。ダサいと言われようが、ズレてると言われようが、「いや僕元々ファッションに興味無いんで」と言い訳を用意しておけば逃げることもできる。

そうしている内に本当にファッションに興味がなくなり、今や「おしゃれ」に嫌悪感を持つまでに。

そんな私なのですが……この度がっつり「おしゃれ」 に関わる仕事を受けました。兵庫県加古川市に新しく誕生したファッションコミュニティスペースを紹介する仕事です。

……え?マジで?
俺がやるの?
大丈夫?

不安だらけで受けた仕事ですが、でも考え方を変えれば、「おしゃれ」の現場で働いている人たちに「おしゃれ」についての疑問をがっつり聞けるチャンスかもしれない……。是非皆さんもこれを機会に、今一度「おしゃれ」について、私と一緒に考えてみませんか。

加古川ライター、ロペスのおすすめスポット紹介。今回は加古川をおしゃれな町に変えていくファッションコミュニティ、「cawaii itoi」の岩崎綾香さん(以下「あやかさん」)、箕田美雪さん(以下「みのさん」)、奥野咲さん(以下「さきさん」)の三名にお話を伺ってきました。

cawaii itoi

兵庫 播磨 姫路 加古川  インタビュー palette ファッション cawaii itoi 株式会社ワンピース
兵庫 播磨 姫路 加古川  インタビュー palette ファッション cawaii itoi 株式会社ワンピース

2017年、加古川に新しく誕生した株式会社ワンピースのファッションコミュニティスペース。ネット通販でしか手に入らなかった商品を実際に手にとって購入できることはもちろん、「おしゃれへの1歩目」を応援するスタッフがコーディネートの相談にも気軽に乗ってくれます。

また、地域のハンドメイドクリエイターの作品や軽食を楽しめるマルシェ、ワンピースのブランドのファッションショーなど定期的にイベントも開催。おしゃれ感度の高い人だけでなく、新しくおしゃれに挑戦したい人にも嬉しいファッションカルチャーの発信地です。

兵庫 播磨 姫路 加古川  インタビュー palette ファッション cawaii itoi 株式会社ワンピース
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イベントなども定期的に開催中。

【cawaii itoiの詳細】
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よりお客様と近い場所で

ロペス:本日はお時間ありがとうございます。以前初めて伺った際「こんな綺麗な場所が加古川にあるんだ!?」と驚きました。今回は「cawaii itoi」について、その魅力をたくさん聞かせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

さきさん、あやかさん、みのさん:よろしくお願いします。

ロペス:まずお三方が「cawaii itoi」 に関わった経緯を教えていただけますか?

さきさん:「cawaii itoi」を立ち上げるにあたって、「リアルショップをやってみたい」という想いは三人ともありましたが、きっかけはそれぞれ全然違うんです。だよね?

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岩崎 綾香(いわさき あやか)さん

あやかさん:そうですね。私は以前社内の「おもてなし」という部署におり、電話対応やメール対応といったお客様の受注、発送の担当をしていました。そこでお客様から「実際にお店に行って商品を見てみたい」とのご要望をたくさんいただいたんです。そこからお客様が直接商品を手にとって見たり、スタッフに気軽に相談したりできる環境をつくりたいという想いをずっと持っていました。ちょうどそのタイミングで事務所の移転の話が出て、一緒に「cawaii itot」の立ち上げの話が出たので立ち上げのメンバーに加わった。それがきっかけですね。

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箕田 美雪(みのだ みゆき)さん

みのさん:私もここに来る前はあやかちゃんと一緒で「おもてなし」の部署で働いていました。ただ私は以前の会社で接客をしていたこともあり、もっとお客様と近い距離で働きたいと思っていたんです。なのであやかちゃんが「cawaii itoi」に移動したタイミングでお手伝いさせて欲しいということで関わり始めたのがきっかけです。当初はお手伝いだけだったんですが、やっていく内に「やっぱり実際にお客様の見えるところで働きたい!」という想いが強くなり、今はこちらで働いています。

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奥野 咲(おくの さき)さん

さきさん:私はこの会社に入ってから、カメラマンをしたり、画像編集をしたり、ブランドで販売する商品を選んで買ってくる「バイヤー」をやったりと、様々なお仕事をしてきました。その中で「もっと自分が買ってきた商品をお客様に知ってもらいたい。好きになってもらいたい」という想いがどんどん強くなったんです。そこで育児との兼ね合いで続けるのが難しくなったこともあってバイヤーの仕事を辞め、お客様にブランドをもっと知ってもらうために様々なイベントの企画、運営を手がけ始めました。でも一つのブランドでイベントをやるだけでは中々広がっていかなかった。そうした時に「cawaii itoi」の立ち上げの話を耳にし、「現場で直接お客様に商品をおすすめできる!」と思ってメンバーに加わりました。

ロペス:ありがとうございます。皆さん「お客様と近い距離で働きたい」想いは共通していても、入り口になるきっかけは、お客様からの要望であったり、自分に合った働き方を模索した結果であったり、ライフステージの変化であったり……。それぞれ違ったんですね。

「おしゃれ」とは何か?

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ロペス:ここで言うのもなんですが、僕はファッションとか「おしゃれ」って何がそんなに良いのか全然わからないんです。ズレてたら怖いし、ダサいとか言われたくない。だから服も無難なものばかり。それでいいと思っていました。「おしゃれ」って一体何なんですかね?何がいいんですか?

さきさん:難しい質問(笑)そうですね……以前の私は自分に対しての評価というものが物凄く低かったんです。仕事、母親、何をしても中途半端で、そんな自分が好きじゃなかった。おしゃれに関しても、当時は育児や家事が大変で全然楽しめていなくて、出かける機会も少ないためにすっぴんジャージ、髪の毛プリン状態でも気にならない。漫画で描いたらきのこが生えているような状態でした(笑)でも少しネイルをていねいにやってみるとか、時間をかけてメイクをしてみるとか、そういったことで変わる自分が好きになったんです。外に出かけても「そのネイル素敵だね」「どうやってメイクしたの?」って聞かれると嬉しかった。おしゃれをすることによって、自分のことを少し好きになれたし、自信を持てるようになりましたね。

あやかさん:私の場合は「楽しさ」かな。生活におしゃれを取り入れることで、毎日がより楽しくなります。たとえばお出かけする時、同じ場所に行くにしても赤の服を着るか、黄色の服を着るか、白の服を着るか、それぞれで気分が全然違う。暗い気分の時は明るい色の服を着てみたり、逆に冷静になりたい時は落ち着いた色の服を着てみたり。おしゃれって、その日の自分をあらわすものだと思っているので、そういう意味で言うと一つの自己表現ですよね。今日一日、どういった自分でいたいのか。それを考えて色々試してみるのが楽しいです。

みのさん:おしゃれって、勇気がいりますよね。私も以前はおしゃれに疎く、ファッションは無難なもので統一していました。でもここ「cawaii itoi」で働いてからは、ちょっとメイクを変えたり、アクセに挑戦してみたりすると、みんなが「え!そのメイク素敵!」「アクセどこで買ったの?」と興味を持ってくれる。それが嬉しくてどんどん挑戦するようになりました。おしゃれは一人で挑戦すると勇気がいりますが、ここではみんなで楽しむことができるんです。

ロペス:ありがとうございます。自分を好きになれる、自己表現の楽しみ……ですか。みのさんのおっしゃる通り、僕にとっておしゃれは結構勇気がいることでした。今まで怖くて挑戦できなかったんですが、皆さんのお話を聞いて、いつもより自分を好きになれるなら、自己表現ができるなら、ちょっと挑戦しようかなって気になってきました(笑)

みんなが「おしゃれ」を楽しめる場を

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ロペス:最後に、「cawaii itoi」を今後どうしていきたいかについて、お話を聞かせてください。

さきさん:加古川って神戸のような都市と比べると「おしゃれ」がしにくい町だと思うんです。来ていただいたお客さんからも「私こういうの好きやけど、加古川ではよう着られへんわ〜」という話もよく聞きますし、おしゃれしても周りから浮いたり、奇抜だと思われたりする。ただ、そんな環境の中でも個性を出して歩きたいという方も確かにいるんです。ここがそうした人たちにとっておしゃれを楽しめる場であればいいなって思っています。

ロペス:たしかに、この場所だとどれだけおしゃれで個性が強くても、周りから浮きませんね。

みのさん:はい。ここはさきちゃんの言うとおり、おしゃれに興味関心がある人たちにとって個性を表現出来る場所、おしゃれを楽しめる場所でありたいんです。ですから我々スタッフは、来ていただいたお客様に「○○が似合っていますね」「△△も素敵だと思いますよ」と声をかけたり、一緒に悩んだり、おしゃれへの一歩を応援したいという気持ちで働いています。そうしておしゃれを楽しんでいるお客様がここから飛び出して、加古川のまちにおしゃれを広げていって、結果まち全体がおしゃれの楽しめる環境になっていくといいなとワクワクしながら働いています。

あやかさん:人って、目的や用途によってファッションを選んでいるじゃないですか。例えば「場所」。冠婚葬祭の場やカジュアルな場、フォーマルな場。それぞれの場所に応じて人はファッションを選んでいる。また「場所」だけでなく「出会う人」にも同じようなことが言えて、恋人と会う時、友達と会う時、会社の人と会う時によってもそれぞれファッションって変わりますよね。だから人と場所、人と人との関係の中にファッションってあると思うんです。ここ「i to i」はそんな人(i)と人(i)との間、人と場所との間に生まれるファッション、「おしゃれ」を通して、まちを良くしていきたいと思っています。

ロペス:なるほど。自分は今まで「おしゃれ」に挑戦するのが怖い、無理だと思っていましたが、一人ではなくみんなで挑戦できるなら、やってみようかなって思います。今度こちらに伺う際は、ちょっと自分なりにおしゃれに挑戦してみます(笑)

さきさん:おしゃれって、そんな気構えのいるすごいもの!って感じではなくて、もっと身近なものじゃないでしょうか。自分が好きで、これ着たいなって思ったものを着ていれば、それがもう「おしゃれ」だと思いますよ。是非また遊びに来て下さい。

ロペス:はい、是非!本日はありがとうございました!

取材を終えて

今回「cawaii itoi」のお三方にお話を伺って、「おしゃれ」について考え方が一新されました。

ただ単によく見られたいからおしゃれをするわけではない。いつもの自分より、少しだけ好きになれる自分がそこにはいる。

人と人、人と場所の間に生まれるおしゃれを通して、まちを明るく彩る新しいコミュニティスペース「cawaii itoi」。

入る前より足取りを軽やかに、目線を少し高くしてくれる。

「あ、今日の私、ちょっと可愛いかも」

そんな風に思える。

「おしゃれ」

その挑戦は、いつもの自分とはちょっと違う好きな自分になれる、変身の魔法なのかもしれません。

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。