応援してもらえる活動とは?【駆け出し編集長の仕事術】

こんばんは。
播磨の魅力を発信するメディア「palette」のライター、ロペスです。

まちづくりの仕事をするにあたり、これまで細心の注意を払ってきたことがあります。
それは「敵をつくらない」こと。

東京で営業職バリバリの時は、どこと勝負しても勝てるような「最強」のポジションを狙うのが当たり前でした。しかしまちづくりにおいては、同業他社や競合であれ、手を取り合い、協力していく動きが必要になります。元々シェアが狭く、パイが限られる地域で争っていても、戦場と化した地域は疲弊していくだけ。ならば手を取り合い、一緒に市場を広げていけるよう協力した方が、お互いにとっても地域にとっても健全です。

目指すべくは、誰と戦っても叩きのめせる「最強」ではなく、そもそも戦う必要がない、みんな仲間にしていける「無敵」のポジション。

いかに地域の人に仲間になってもらうか。
「応援したい!」と思ってもらうか。

ここが、本当の勝負どころ。

加古川ライター、ロペスのまちづくりコラム。今回、そういった意識を見失いつつあった自分に自戒の意味を込めて、どのような在り方が応援されるのか、書いていこうと思います。

なぜ応援されないのか?

まず、そもそもの話。
なぜ応援されないのか。なぜ敵対してしまうのか。
ここのところを考えてみます。

以前Twitterで投稿したのですが、だいたい嫌われたりよく思われなかったりする原因がこれ。

失礼極まりない「上から目線」です。これまで地域をつくってきた、支えてきた人たちへの敬意が微塵も感じられない。このような姿勢では当然応援されるはずもなく、邪魔はされないにしても、いい顔はされません。

また以下のようなケースも。

ターゲットを絞り、決め打ちするのは戦略判断として間違っていません。paletteでも10代後半から30代くらいまでの世代をメインターゲットにしていますし。
しかし、だからといって、メインターゲット以外がどうでもいいかというと、決してそうではありません。

若者は「若さ」という武器はあっても、まだまだ経験が少なく、地域ではいわばルーキー。自分たちだけで何かをしようとしても、足りないものは山程出てきます。

お金、人脈、場所、技術、その他様々。

そうした時、力を貸してくださいと協力をお願いするのが上の世代です。地域で何年も根を張って活動してきた上の世代の方々は、若者に足りないものをたくさん持っているので、本当に心強い存在です。これまでもたくさんの方に支えていただきました。

また、下の世代はこれからの地域をつくっていく人達です。もしかすると仲間になってくれる人もこの先出てくるかもしれない。ですから無関係なんてことはありません。

彼ら彼女らにどういった地域を遺していくのか。
どういった大人の姿を見せていくのか。

常に考えながら活動をしています。

メインターゲットを絞り、「これからは自分たちが主役だ!」と奮起すること自体は悪いことではないと思います。しかし、それ以外を「無関係」だと言ってのけるのは暴論じゃないでしょうか。関わりの濃さは違えど、様々な層の人たちと協力して活動していくのがまちづくり。内々の活動になって、メインターゲット以外を排他するようでは、「私達は関係ない」と思われて応援されることもありません。

兎にも角にもまず「関係」づくり

ではどうしたら応援されるようになるのか。

私は兎にも角にも「関係」を築くことだと思います。当たり前のことなんですが、ここが弱い人、結構多いです。何かしら活動を始めたら、たくさんの人に知ってもらうため、広告宣伝にお金を使い、良いポスターをつくり、webサイトをつくり、SNSで発信する。それくらいは誰だってするでしょう。

ただそんな簡単に人は興味を持ってくれないし、活動にも参加してくれない。
発信した経験がある人ならわかると思いますが、どれだけ打っても悲しいくらいに受信されません。なぜならそこに「関係」が出来上がっていないからです。

親友や家族、友達や知り合いならまだしも、全く見ず知らずの人の発信に目を留める人なんてまあいません。時代が進み、技術が発展し、情報発信はしやすくなりました。でも結局のところ人とのつながりはリアルで、足を運んで顔を見せて「自分」を知ってもらい、関係をつくり、その結果やっと応援してもらえるようになるのだと思います。そこを怠ると、なかなか「応援」には結びつかないんじゃないでしょうか。

まとめ

去年の7月に産声を上げた、加古川の魅力を発信するメディア「palette」。徐々に大きくなり、神戸新聞や加古川経済新聞などでも取りあげていただけるようになってきました。

その中で。

自分自身少し大きくなった気になって、地域での動きに丁寧さを欠いているんじゃないかいうご指摘を受けることがありました。加古川で行われるイベントにはだいたい顔を出し、名刺を交換し、「新しくメディアを始めたんです!」とアツく想いを語り、一人ひとりと丁寧に関係を築いていたあの頃。今ではネット上での配信が多くなり、地域に出る機会も以前より少なくなってきています。

paletteを一人で運営していることからもお分かりの通り、元来私はコミュニケーションが得意ではなく、仲間を集めたりチームを組んだりするのはどちらかというと下手な方です。

でも「上手く」はやれなくても、「丁寧に」はできるはず。もう一度あの頃を思い出して、丁寧に、一つ一つの機会を大切に関係をつくっていこう。まだキレイでいられるほど、修羅場はくぐっていない。泥臭く、地べたを這いずり回りながら、一歩一歩前に。
これからも地域に応援されるメディアであり続けられるように。

来月でpaletteを立ち上げて一年になります。これまで支えてくださった皆様に感謝しながら、これからも地域の魅力を発信し、次の世代に遺していけるよう頑張ってまいりますので、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。