「地元加西市を、若者が楽しめる街へ」【バスケットボール大会Z-cup代表:山崎 涼平】

こんばんは。
播磨の魅力を発信するメディア「palette」のライター、ロペスです。

ライターという仕事上、悲しいかな運動不足は避けては通れない課題です。朝から晩までイスに座り、キーボードをカタカタしながらパソコンとにらめっこの日々……。

こういった生活を続けていると、当然健康に良くありません。大きくなっていく体を鏡で見ながら、「明日こそは運動しよう」と目標を立ててはみるものの、中々機会が無く目標のままで終わってしまう。そんな状況を何とか改善しようと、先日お隣加西市で行われているバスケットボール大会「Z-cup」に参加してみました。

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参加メンバーは20代、30代が中心。ゲームは初心者と経験者で分かれて行うので、ブランクがあったり運動が苦手だったりしても安心です。
それぞれがコート上で真剣にプレーし、汗を流し、勝敗に一喜一憂しながら、なんとも言えないスッキリとした表情で帰っていく。学生時代、サークルや部活に打ち込んでいた頃のような、懐かしい感覚が蘇りました。

「Z-cup」の企画運営を担当するのは、加西市の有志の若者たち。今年の1月、仲間たちで声をかけ合って参加者を集め、第一回「Z-cup」が開催されました。参加者からの評価は上々で、6月に行われた第二回に続き11月には第三回が行われる予定です。

ルールやゲームの工夫など内容面の充実はもちろんのこと、参加チームも回を重ねるごとに増え、さらなる盛り上がりを見せる当イベント。始まりは「地元加西市を若者の楽しめるまちにしたい」という想いを持つ、一人の若者の挑戦でした。

加古川ライター、ロペスのイベントレポート。今回はZ-cup第二回大会の様子と、イベントの起点となった仕掛人の想いをご紹介します。

Z-cup

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Z-cup実行委員会メンバー(写真提供:Z-cup実行委員会)

「Z-cup」は今年の1月、加西市で有志の若者たちが立ち上げたバスケットボールの大会です。イベント名の「Z」はZ=zeal(熱心、熱中、熱意)という意味から。
この大会を通して、参加者の方々に熱中できるものを見つけてほしいという願いのもとつけられました。

会場は加西市にある「加西勤労者体育センター」。

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加西市内外から様々なチームが参加し大会を盛り上げており、6月に第二回を開催。11月には第三回の開催も予定しています。

ゲームはハーフコートの3on3形式。初心者チーム、経験者チームで分かれて行われるので、ゲームバランスに偏りがありません。前半は1Q6分×1ゲームのリーグ戦、後半は1Q5分×2ゲームのトーナメント形式で優勝が争われます。優勝チームには地域の特産品や施設利用券など、豪華景品も用意されていました。

・「Z-cup」SNSアカウント
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第二回大会(2018年6月17日)の様子

大会のスタートはお昼過ぎの13時。実行委員の方から大会の趣旨の説明や挨拶があり、続いてルール説明、ゲーム内容の説明がされました。

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実行委員による開会式とゲームルールの説明。

参加チーム数は経験者が6チーム、初心者が5チームの合計11チーム。ゲームは初心者と経験者でコートを分けて行われました。

私達は加古川市の友人を集め、ロペス、いわっち、ごっちゃん、そして助っ人のこにたんさんでチームを組んで参戦。
チーム名は「寿(ことぶき)」
名前の由来は「翌日の仕事に影響が出ないよう、順位云々よりも健康第一で」という想いから。

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いわっちこと岩橋。チーム「寿」のスコアラーです。
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510cafeのごっちゃん。中学時代はバスケ部でした。
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助っ人のこにたんさん。ドライブのキレが半端なかったです。
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足を故障していた私は審判で参加。
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「君たち本当に明日の仕事のこと考えてる?」と聞きたくなるくらい激しい場面も多々ありました。
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経験者たちは本気の表情。スクリーンなどの高等技術を使うプレイヤーも。

トーナメントでは初心者、経験者チームごとに優勝が争われ、優勝チームには実行委員会からトロフィーと豪華賞品が贈呈。どのチームも一生懸命戦い、汗を流し、お互いの健闘を称え合って大会は終了しました。

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苛烈なトーナメントを勝ち抜いたチームへ贈られるトロフィー。(写真提供:Z-cup実行委員会)
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初心者チーム優勝の「下江会」(写真提供:Z-cup実行委員会)
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経験者チーム優勝の「O-saan」(写真提供:Z-cup実行委員会)
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第二回「Z-cup」出場者の集合写真

当日写真撮影協力:SKASAMA WORKS

仕掛人インタビュー

今回の「仕掛人」は、Z-cup実行委員会代表の山崎 涼平(やまさき りょうへい)さん。「地元加西市を若者が楽しめるまちにしたい」との想いから、地元加西市を盛り上げるべくバスケットボールの大会Z-cupを立ち上げられました。

インタビューでは、立ち上げの経緯やそこに至るまでの葛藤、これからの展望などをお聞きしました。

山崎 涼平(やまさき りょうへい)

兵庫県加西市出身、加西市育ちの23歳。富田小学校、北条中学校を経て北条高校へ。その後京都の龍谷大学へ進学し、経済学部を卒業。バスケットボールを始めたのは高校生の時で、大学に進学してからもサークルでプレーしていました。社会人となった今も、大学のOBOGで構成された社会人チームでプレイヤーとして活躍しています。

加西市を離れた同期へ

ロペス:先日はZ-cupに参加させていただきありがとうございました。毎回本当に楽しくて、このペースで行くと皆勤賞を狙えそうです。インタビューではZ-cupについてたくさんお話を聞かせていただければと思います。

山崎:ありがとうございます。そう言っていただけると、運営メンバーとして本当に嬉しいです。是非よろしくお願いします。

ロペス:まず、なぜZ-cupを立ち上げようと思ったのか。そのきっかけについて教えてください。

山崎:地元の加西市を盛り上げたい、という一心からです。大学卒業後、僕は加西市で就職しましたが、友人たちは市外へ出てしまっていて同期がほとんど地域に残っていないんです。それがとても寂しくて、何とかしたいと思っていました。今僕の周りでは、同年代の若い人達が色々な面白いイベントをつくったり、運営に関わったりしています。彼らの姿を見ていると「自分も何か出来るんじゃないか」と思えてきたんです。それがきっかけですね。

ロペス:なるほど。元々あった「地元加西市を何とかしたい」想いと、実際にそれを形にしている周りの人たちの姿から受けた影響が、Z-cup立ち上げに大きく関係していると。

山崎:はい。自分も胸を張って市外で暮らしている同期たちに「今加西市ってめっちゃ面白いで!」と言えるよう、何かつくりだしたいと思いました。その時「自分に何が出来るんだろう」と考え、高校時代から続けているバスケットボールの大会を企画することにしたんです。

初企画への挑戦と葛藤

ロペス:これまでに無かった企画に挑戦するって、相当プレッシャーがあったんじゃないですか?

山崎:それはもう……(笑)やっぱりありましたね。「本当に人が集まるんだろうか」とか、「怪我なく大会を終えられるだろうか」とか、悩みは山のように出て来ます。第一回では実行委員会のメンバー一人ひとりが友人たちに声をかけ、何とか大会を行えるだけのチーム数を集めることが出来ました。どのチームもフェアプレーを心がけ、スポーツマンシップにのっとってプレーしてくれたので、気持ちよく大会を終えられました。

ロペス:自分も第一回に参加しましたが、おっしゃる通り和気あいあいとした雰囲気の中でプレー出来て本当に楽しかったです。企画を進める上で様々な葛藤があったとお聞きしましたが、途中で諦めるという選択肢は無かったんですか?

山崎:それはありません。やるといったことは、最後までやり通すのが筋だと思っていますので。成功、失敗に関わらず、「やります!」と周りに宣言したからには必ず形にすると決めていました。

ロペス:強い気持ちで立ち上げられたんですね。

山崎:最初は不安ばかりでしたし、今でも悩むことはありますけどね(笑)実行委員会のメンバーや参加してくれる皆さんといった、たくさんの方々の応援があって、形にすることができました。第二回開催を終えて「第三回もやろう!」という流れになったのは、立ち上げ人として嬉しく思います。

第三回に向けて

ロペス:今後の展開はどのように考えられていますか?

山崎「加西市といえば『Z-cup』」と言われるくらい、有名なイベントに育てていきたいです。

ロペス:おお!大きく出た!(笑)

山崎:はい(笑)先ほどお話したように、僕の同期はほとんど就職で市外に出てしまってあまり地元に残っていないんです。ですから彼らの耳に届くくらい「Z-cup」を盛り上げて、「何か加西市面白いことになってるな」と思ってもらえれば嬉しいなと。更にそれがきっかけになって、加西市に久しぶりに帰省するなんて話になれば、もう本当に嬉しいですね。

ロペス:それは素敵ですね……。地元って何かきっかけが無いと、盆と正月くらいしか帰らないですから。

山崎:そうなんです。また地元の同期だけでなく、参加してくれた皆さんが、加西市にもっと興味関心を持っていただけるよう工夫をしたいなと思っています。例えば今回、優勝賞品には地域の特産品や施設利用券などを選びました。Z-cupを終えた後、加西市の美味しいお酒や食べ物を楽しんでもらい、「また加西市に来たいな!」と思っていただけたら嬉しいです。

ロペス:景品、加西市の特産品だったんですか!それは欲しかったです……。

山崎:次回の大会で優勝を狙って頑張ってください(笑)

ロペス:はい、次回も楽しみにしています。第三回は加古川の精鋭を集めて参加するので、てっぺん目指して頑張ります!

山崎:我々ももっと参加者の方々に楽しんでいただけるよう、ゲーム内容だけでなく大会運営も進化させていきますので、是非また遊びに来てください。

インタビューを終えて

運動不足の解消のためにふらっと参加したイベントでしたが、こうして「仕掛人」の想いの部分まで掘り下げてお話を聞いてみると、そこには血の通った思想、哲学がありました。

「自分にも、地域のために何か出来ることがあるのかもしれない」

そうした一人の若者の想いから立ち上がった、バスケットボール大会「Z-cup」。いつかその情報が加西市外へ届き、加西市出身の人たちに「地元が面白いことになっている」と思ってもらえたなら。また昔の仲間と一緒にコートを走り回り、汗を流し、旧交を温められる日がくるかもしれません。

加西市を盛り上げ、「地元はまだまだ楽しめる」とメッセージを発信し続ける若者、山崎 涼平。これからの地域を湧かせるプレーを楽しみにしています。

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。