【兵庫県・播磨地域】日々、杭を打って生きる

よく迷子になる。

方向音痴とかそういう話ではなく、”人生の迷子”。道中で出会った面白いものに夢中になっているうちに「あれ!?ココどこ!?俺何してんの!?どっち向かってた!?」ってなる。そして途方に暮れて動けなくなる。

自分の生き方に悩んだとき、在り方を見失ったとき、仕事に悩んだとき……。そんなときは、日記を開くことにしている。社会人になってから、6年間ずっと続けている習慣だ。
当初は「理想の自分になるために!!」とかなんとか、めっちゃ意識高く始めたけど今は違う。猛スピードで過ぎ去って行く日常に”杭”を打ち、この日このときをたしかに自分は生きていて、感じていて、積み重ねているんだと、そうした実感を持つために粛々と継続している。


今日は久しぶりに日記を開いた。大きな仕事をして、テンションが上がって、「よっしゃ!もっと書く力を磨いていこう!」と思ったのは良いものの、あれ?何のために?と疑問が湧き上がってきたからだ。

文章を書くのは楽しい。書きたいことが書けるように、また、クライアントが書いて欲しいことを的確に書けるようになったら嬉しい。
それは間違いない。喜んでもらえて嬉しいクライアントと仕事をしているのだから。
ただ、その先に何があるのか、いや”あったのか”を忘れている気がする。

だから、久しぶりに日記を開いた。

何のためにメディアを立ち上げたのか。
何のために書く力を得ようと思ったのか。
何故まちづくりなのか。
イベントをつくって何がしたいのか。

目の前のことに集中するあまり、時とともに見失いがちな大事なことが、日記にはちゃんと”杭”として残っている。見返してみると、ああ、自分はこれまでの経験を否定したくないために、教育の要素をなんとかまちづくりに入れようと躍起になってたんだな、とか、人の成長に寄与するなんて立派なこと言ってるけど、本当に意識してやれてんの?コストがどうとか理由付けてサボってない?雑じゃない?とか、与えられた仕事やってるだけで、自分の”やりたい”をちゃんと企画にねじ込めてないんじゃないか、とか、いろんな気づきがあった。

また、自分が何に”わくわく”しているのかも、杭として日記にちゃんと残っていた。
自分は昔から”物語”が好きだ。小説や映画、ドラマ、ゲームなど、様々な作品を通して多種多様な人生を追体験し、登場人物に感情移入したり、「自分ならどうするだろうか」と考えたりすることが大好きだ。

インタビューの仕事の醍醐味もそこにある。目の前の人がどのような人生を歩み、何を感じ、何を思い、何と戦い、勝ち、負けてきたのか。そこから導かれたその人なりの人生観は何なのか。インタビューを通して、そうした”物語”を聴くことが、自分にとって仕事上の最大の楽しみとなっている。

まちは舞台、人はキャラクター。そこで「コト」が起こり、”物語”になっていく。そう考えると自分は今、大好きでわくわくする物語の舞台をつくり、人と関わり、コトを起こすといった、その全てに携われる仕事に就いている━━。


こうして、迷子になっても戻ってこられるように、ときどき日記を見返して自分の仕事に意味づけや価値づけをしながら生きている。そうすると、失いかけた情熱が戻ってきて「割と俺の仕事って楽しくね!?めっちゃ良くね!?」となる。

実際、それが合っているのか、仕事の正解なのかどうかはわからない。ただ、日々気持ち良く、自分の仕事に誇りを持てるようにセルフモチベートしていくことは大事だと思う。自分のやりがいは、人から与えてもらうものじゃなく、自分で見つけていくものだから。

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。