身近な人を応援できる地域へ【まちづくり記念講演:「若者から見た加古川市」】

こんばんは。
播磨の魅力を発信するメディア「palette」のライター、ロペスです。

今年の5月、NPO法人加古川緑花クラブ様から記念講演に招待いただき、日岡山公園のOAAはりまハイツホールにて「若者から見た加古川」という演題でお話をさせていただきました。地域に長く住んでらっしゃる方々に、若者が加古川をどう思っているのかを、実際に若者の口から話して欲しいとのご依頼でした。

私はまちづくりを行っている若者(更に地域外から引っ越してきた外様)代表として、身の回りの若者の声を集めて発表。加古川の良い点はもちろん、課題点なども紹介したので結構踏み込んだ内容になっています。

かなり前の出来事なので今更感がありますが、「今」伝えたいことがあったので、この度記事に書くことにしました。地域の未来が、今よりもっと明るくなることを願って。

加古川ライター、ロペスの講演レポート。今回は「若者から見た加古川」についてです。

講演の様子

ご依頼いただいたのは「NPO法人加古川緑花クラブ」様。こういったまちづくり系の講演は大概ボランティアで行われることが多いのですが、担当者の方が「若者の活動にしっかり対価を払いたい」とおっしゃってくださり、ありがたい事に謝金をいただいての講演でした。
地域にこうした形で若者を応援してくれる年長者の方がいる。それを知れたことがこの講演で一番の感動だったかもしれません。

司会の方に紹介いただき、登壇。
講演の流れ。
自己紹介から。将来の夢「FBI捜査官」がバカ受けしました(笑)
大学時代の活動や、元々教育畑の人間でしたという紹介。
現在の「palette」の活動紹介。 
実際に加古川の若者に聞いた意見を集約し、発表。
地方都市、いわゆるベッドタウンとしての特徴「ほどほどパラダイス」
出てきた不満などもご紹介。

講演は上記のスライドを用いて行いました。paletteの紹介部分についてはここで取り上げることでもないので割愛します。「paletteってなんぞや?」という方はこちらのページを御覧ください。
播磨の魅力を発信するメディア「palette」【palette一周年】

講演は概ね好評。若者の声に対しては、「あーわかる」「たしかに」と同意の声もいただけ、若者だけに限らず地域の方々も同様に感じているものだったようです。

この講演で自分が一番伝えたかった部分は「若者の活躍できる環境が少ない」というところ。学校数が多く、たくさん学生がいる割には若者の動きがあまりない。そもそも若者が活躍できるような環境もない
去年「かこがわ若者会議」が立ち上がり、paletteとしても「犬とカメレオン」のライブに協力しましたが、その後の動きは特にありません。

誰もそれに続かなかった。

「加古川って別に若者を求めてないよね」

との声が、若者から聞こえてくるくらいです。

出る杭を打ちはしないが、伸ばすこともしない地域

講演の最後、一人の方から「加古川って活動しやすいですか?」と質問が。これに関しては結構言いにくいことだったんですが、誰かが言わなきゃ何も変わらんだろうなと思い、はっきり答えました。

「活動はしやすい地域だと思います。これまで活動に批判が出たり、妨害されるような圧力もかからなかった」

ただ、応援もされないですね。これはうちに限った話ではなく、加古川で活動している人全体に言えることです。地域内から応援されない。みんな加古川で頑張っている人に興味ないんですかね?」

反応が気になって見渡してみると、皆さん苦笑い。日々の活動で同じような課題にぶつかっているとのことでした。

自分もpaletteを運営している中で感じるんですが、加古川、応援し合う動きが弱いんです。地域の特色として、BtoB(個人でなく法人相手のビジネス)の会社が多く、市民も市街へ働きに出ていることから、中々地域内に目が向く機会が無いのか。とにかく、身近な人間からの応援が少ない印象です。

これだと人はどんどん応援してくれる地域へ出て行ってしまう。挑戦する人が地域にいなくなる。誰も挑戦しない、誰も応援しない。身の回りに無関心な人でつくられる地域が魅力的かどうかは言うまでもありません。

まちづくりとして、ここの意識改革をしていかないことには新しいプレイヤーも生まれて来ない。生まれたとしても外へ出て行ってしまう。
それで良いんでしょうか。
それが自分たちの住みたい地域の在り方なんでしょうか。

paletteでは、まず身の回りから応援し合う流れを作り、徐々に広げていきたいと思っています。頑張っている人をpaletteでとりあげて、メディアでたくさんの人に紹介する。別にこれは綺麗事でも何でもなく、みんながしっかり稼いでいかないと、うちとしても仕事が来ないんですよね。

地域は人です。
人が地域をつくり、地域が人を育てます。


まちに住んでいる一人ひとりが、地域の頑張っている人を応援していけるような流れを、ここからつくっていきます。
※具体的に応援ってなんだ?というコラムはこちらで書かせていただいております。是非ご一読ください。
一つかみの砂金

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。