【兵庫県・播磨地域】進化をつづける教育。越境する教育者の現在地【兵庫GW合宿『G会×枠惑』】

「世間知らずの教員が偉そうに子どもを教えている」

「時代遅れの公教育に未来はない」

といった批判が集中し、岐路に立たされている昨今の日本の教育。
paletteではこれまで現場の最前線で活躍する教育者たちを取材し、彼らの行っているプロジェクトを追い続けてきました。

「なぜローカルメディアがここまで教育に肩入れするのか?」についてはこちらから。

今回行われたのは、兵庫・京都で活躍している教育者たちによる合同合宿「兵庫GW合宿」
冒頭では詳しくお話しません。専門的な内容もちらほらありますが、是非教育に関心のある方に最後まで目を通していただきたい。

これが、paletteが関わる教育の、教育者たちの「現在地点」です。

兵庫GW合宿

京都府と兵庫県。異なる地域でそれぞれ腕を磨いてきた教育者が集まり、情報交換や合同研修を行う合宿形式の学習会。
編集長ロペスが大学時代に所属していた京都の教材研究サークル「G会」がこのGWに兵庫県で合宿を行うとの話を聞き、「一緒に合同合宿といった形で出来ないか?」と兵庫の教育学習サークルである「枠惑」に提案したところ代表が快諾。今回実現に至った。

兵庫GW合宿の詳細ページ。

両団体の概要は以下の通り。

G会(ガイアグループ)

兵庫 播磨 加古川 姫路   ローカルメディア palette 教育 学校教育 教師 セミナー 枠或 G会 ガイアグループ OAA はりまハイツ
毎年教育者を目指す大学生を対象に行われる「奈良G会」の様子。
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ガイアグループが主催する学習会。
【自分たちが成長する場は、自分たちで創っていこう!】 を合言葉に2010年夏、活動を出発。 自分とは違う考え方を受け入れようとしながら、「より良い教育どうする?」みんなで知恵を絞りあっているグループ。 次のような類いの環境を実現させている。

・〈止揚〉の環境
自分とは違う考え方の他者も含めたおしゃべりから、新しい「見方・考え方」を生産する環境。
・〈節目〉の環境
自分とは違う考え方の他者も含めたおしゃべりから、「今まで」の自分をふりかえり、「これから」の指針がクッキリする環境。
・〈居心地がよい〉環境
自分とは違う考え方の他者も含めたおしゃべりから、 ほっこり安心しながら活力が上がる〈あいだ〉としての環境。

仕事と私生活の〈あいだ〉
大学と私生活の〈あいだ〉
大学と現場の〈あいだ〉
┏━━━━━━━━★
┃ガイアグループは、
┃環境に「適応」しながらも固有の「特長」が発揮できる、
┃独創性豊かな人材を育成しています。
★━━━━━━━━━

奈良で行われた「G会」のイベントレポート。

播磨教育サークル「枠惑(わくわく)」

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「枠惑学習会~オランダの風を感じて~」の様子。
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兵庫県播磨地域の教育者を中心とした教育学習サークル。毎回「自立した学び手」「諸外国の教育」「教育評価」といったテーマを設け、公民関わらず様々な教育者が集って学んでいる。

代表の門積健太先生のインタビュー。
これまでに行われたイベント。

一日目(5月2日)

今回合宿の会場となったのは兵庫県加古川市にある「OAAはりまハイツ」

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OAAはりまハイツのHP。

13時に会場へと集合し、18名の参加者を迎えて合宿がスタートしました。

他己紹介

最初のプログラムは他己紹介。自分で自分を紹介する自己紹介ではなく、他人を紹介することで参加者同士のつながりが生まれるプログラムです。

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全体でサークルをつくってから始まります。
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参加者はそれぞれ誰かの友人。つながりのある人を紹介していきます。
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参加者の多くは公教育の現場で働く学校教諭。その他にも教育の道を志す大学生やFP(ファイナンシャル・プランナー)、フリースクールのスタッフなどが参加していました。

QQ(クエスト・クエスチョン)

それぞれ参加者の紹介が終わった後はG会の代表である和田先生の提案、QQ(クエスト・クエスチョン)というプログラムに。日々学校現場で働いている中で感じる疑問や追求していきたい課題などをポストイットに記入する個人ワークから始まり、全体への共有へ進む形です。

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イベント参加者から参加後よく聞く言葉として「アタリのイベント」「ハズレのイベント」といったものがあります。これは「求めていたものが得られた」「得られなかった」ためにわかれる評価なのですが、そもそも事前に自分が何を求めてイベントに参加しているのかが固まっていない参加者も多くいます。

個人ワークで自身の持つ課題意識を明確にすることで、イベントで得たい学びや欲しいつながりに対してアンテナ感度を高めることができ「学習の構え」をつくってから本プログラムへうつることが可能になっていました。

この辺りの導入の鮮やかさはさすが現場教員。「皆さんの課題意識を書いてください」といったカタい表現では「ちゃんとしたことを書かないと」と構えてしまいます。そこで和田先生は「みんなのモヤモヤしていることを書き出してみよう」と投げかけました。こうした言葉かけの一つ一つに日々現場最前線で子どもと向き合っている教師の腕が光ります。

個人ワークの後は少グループにわかれて「なぜその追求課題・課題意識を持ったのか」を深める時間に。

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「なんでそれに興味があるの?」といった質問がされ、一人ひとり背景を語っていました。
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真剣に耳を傾ける人がいてこその発表の場。
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大学生も積極的に議論の場に参加していました。

少グループで追求課題・課題意識を深めた後、ホワイトボードへポストイットを貼って全体で共有。

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板書係は和田先生の娘さん。その姿を見守る先生は父親の顔をしています。
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他の参加者が貼ったポストイットを興味深げに見つめる参加者も。
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ちょっと待って。変なの混ざってる。

参加者それぞれがどのような課題意識を持ってこの場に望んでいるのかが共有され、目的意識を持って二日間を過ごすことができるイベントの導入となりました。

探求学習「世界一とぶ紙ひこうき」

QQの後は枠惑の代表である門積先生による探求学習「世界一とぶ紙ひこうき」へ。
座学で「探求型学習は何か?」を学ぶのではなく、実際に体験を通して知ってもらおうと考えられたプログラムです。

探求学習とは「仮説→検証(実験)→再仮説」のサイクルを回し、自ら学んでいく姿勢を育む学習のこと。昨今教育現場で注目を浴びている「アクティブ・ラーニング」の手法の一つです。

今回の課題は「世界一とぶ紙ひこうき」。目標を「高さ」「飛行距離」「滞空時間」「速さ」といった指標にもとづいて設定し、実験を重ねながら改善していきました。

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どうすればうまく飛ぶのか?といった仮説を立ててから取り組みます。
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思い思いの素材を手に取り制作へ。
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協力して制作する参加者も。「とにかくデカさだ。スケールだ」。
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超目立つ。作品に人柄があらわれます。
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一人で黙々と取り組むのもアリ。「それってブーメr……」「飛行機です」。
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なんと発射台がありました!速さを追求した形ですね。
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こちらもとても早かったです、ただ問題が一つ。一切紙を使用していない(笑)。
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完成したら試験飛行。
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直角に打ち上げるスタイル。ロケットみたい。
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「あっ……!」
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「ああ……(笑)」といったこともありました。
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試験飛行(実験)と制作のサイクルを回しながらより飛ぶ飛行機を目指して取り組む参加者たち。童心に返ったようで、とても盛り上がったプログラムでした。

研修室に戻ってからは振り返り。各々どういった部分を工夫したのか、うまくいったのはどこで課題点はどこかといった気づきや学びを共有し、プログラムは終了しました。

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教材研究 国語科 詩の授業「ふるさと」(室生犀星)

続いては教材研究サークルG会によるメインコンテンツである「教材研究」のプログラム。
最初にG会代表の和田先生から「教材研究とは何なのか?」について説明がされました。

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国語教育の権威である野口芳宏先生が提唱した「素材研究」「教材研究」「指導法研究」の比率を表したピラミッド。それぞれ領域の大きさごとに注力の差がでています。三つの研究の詳細は以下の通り。

素材研究:教師(子どもに教える立場)であることをひとまずおいて、一読者として作品に向き合う研究。

教材研究:作品にどういった教材価値があるのかを考え、指導内容・指導事項を研究する。

指導法研究:作品を用いてどういった授業を展開していくのか、指導言や指導方法などを研究する。

野口先生によると本来は素材研究に一番力が割かれるべき(三角形ピラミッド)なのですが、実際は現場教員の多忙さ・余裕の無さもあって目先の指導法研究に比重が偏りすぎているとのこと(逆三角形ピラミッド)

G会ではこうした現状を踏まえ、素材研究から教材研究、そして指導法研究へとていねいに研究を進めてきました。さらに一人で黙々と研究するのではなく、多種多様な人が集い、色んな角度から教材を吟味し指導内容・指導事項を考えることで、一人で行う研究の限界を突破しようとされてきました。

今回の合宿でもその流れを組み、室生犀星の「ふるさと」を題材として素材研究・教材研究が行われることに。

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ふるさと

雪あたたかくとけにけり
しとしとしとととけゆけり

ひとりつつしみふかく
やわらかく
木の芽に息をふきかけり

もえよ
木の芽のうすみどり

もえよ
木の芽のうすみどり

素材研究では和田先生から「この作品を読んで気づいたこと、感じたこと・考えたことはある?」と投げかけがされ、参加者からたくさんの考えが発表されました。出てきた意見の一部を以下にてご紹介します。

この作品が書かれた季節はいつだろうか?
・12月じゃない?
・「うすみどり」という言葉があるから3月くらい。
・「もえよ」の言葉があるから新緑の季節だと思う。

読み手はいつ、どこで、どういった気持ちで読んだのか?
・「ふるさと」って住んでいる時に使う表現じゃないよね。読み手はもうこの場所には居ないんじゃない?
→書かれている様子は「現実」ではなく「回想・心のイメージ」なのではないか。

雪と木の芽のメタファーは何か?
・「雪=これまでの確執」「木の芽=子ども」で、ふるさとを離れていく子に向けて親が詠んだ詩ではないか。
・「もえよ」と呼びかけ子どもの成長を願っている。

素材研究で作品を吟味した後は「教材研究」「授業研究」へ。
冒頭「授業でどういった発問をする?」と和田先生から問いかけが。子どもたちの思考を引き出す「発問」は授業の核となる部分です。参加者からは「5W1Hに沿って状況を正確に把握できるよう発問を行う」「『語感』を磨くために好きな表現を挙げ、その理由を言語化させる」といった意見が出てきていました。

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各々日々授業で磨いてきた発問力を駆使して考え、発表。

指導法研究では子どもたちの実態に応じた授業の組み立てについてお話がありました。
小学校高学年という難しい年頃の子どもたち。発問を出しても手が挙がることは少ないそう。こういった実態を踏まえ、「出てきた意見は一旦板書する。すぐに否定はしない」ようにしているのだとか。子どもたちが「自分は意見を発表しても良いんだ」と思えるような場づくりの工夫を垣間見ることができました。

最後に和田先生のクラスでどういった実践がされたのかが発表され、授業の振り返りを行った学級通信が配られました。こうした形で常に自身の授業を振り返り、子どもたちからの感想や気付き、提案を次の授業へと生かしていく姿勢は本当に素敵だと思います。

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「例え、和田先生がまちがったほうこうへゆうどうしようとしても、私は自分で考えて、自分が正しいと思った道を進みます」。この言葉が小学五年生から出てくるのか……。

一日の振り返り&おしゃべりフェスタ

一日目最後の企画は「おしゃべりフェスタ」。
今日一日の学びを振り返り、自身の中で話したいテーマを決めて紙に記入。似たテーマを持った人たちと少グループを形成して話し合いました。

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各グループすべての話を聞けたわけではないのですが、どのグループも興味関心のあるテーマで集まり、議論が盛り上がっていました。

二日目(5月3日)

一日目を終え、朝起きたら部屋に誰もいませんでした。朝食は一人でした。察してください、寝坊です。

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FP(ファイナンシャル・プランナー)によるライフデザイン講座「イキヌク」

最終日の朝、一発目の企画は前日の振り返りからの参加者企画。
元小学校教諭でFP(ファイナンシャル・プランナー)として活躍中のしゅんさんによる「イキヌク」が行われました。

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FPとは、人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導くお仕事。家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を駆使し、クライアントの資金計画の立案やアドバイスなどを行っています。

今回は教員に向け、ファイナンスの面から「生きる力」についてお話をしてくださいました。

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生涯に必要な支出3億円、教師の生涯年収2億5000万円。 教員として普通に仕事をしていたら生きていくのに5000万円足りない。

「子どもたちに将来の夢の大切さを語ったり、『生きる力』をつけるために授業をしている先生たち自身に『生きる力』が足りない」

そうした現実を知った先生たちは真剣に話に耳を傾けていました。

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衝撃的な事実に参加者も真剣な表情に。
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「マジか……」と頭を抱える参加者も。

その後日本経済の現状や世界における日本の立ち位置などの話が続きます。東京オリンピックの勢いに湧いている日本ですが、現実にはどういった課題があるのか。個人レベルで改善できるところは自分たちの努力で何とかしていこうといった意識が場に生まれていました。

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しゅんさんの話を受けてグループに分かれ、「明日からどうするか」といった行動目標を話し合いました。
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最近SNSなどで「やりたいことで生きていこう!」といった動きが盛んになっていますが、経済的に可能なのかどうか冷静に考える必要があるのだと勉強になりました。

お散歩

ハードな内容の次は優しい企画に定評のある北林くんの時間に。
彼の提案は「せっかく自然豊かな場所に来たことですし、ゆっくりお散歩していみませんか?」といったもの。

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一日目から頭をフル回転させてきた参加者にとって、この時間はゆったりと自然を楽しみ、リラックス出来た時間でした。

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会場の近くにある日岡山公園。自然が豊かなリラックスできる環境です。
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作家の時間(ライティング・ワークショップ)

参加者企画三つ目は、今年から軽井沢風越学園で働いているとっくんから。国語科の領域「書くこと」を扱うライティング・ワークショップです。普段は教室で子どもを対象に行う授業ですが、今回は実際に体験してみようということで教育者たちで取り組みました。

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ワークショップのサイクルは「題材集め」に始まり、「下書き」「修正」「校正」「出版」といった流れで進みます。出版物は文章作品であれば原則何でもOK。小説・詩・エッセイ・論文・新聞など……。参加者の好みに応じて、題材に応じて取り組みます。

まずミニレッスンとして「作家の時間」がどういったものなのかを説明。その後実際にノートや紙に書いてみる作業へ。

手紙を書いたり、小エピソードを書いたり、様々な文章作品が生まれていました。自分はLUMINEの広告を見ながら広告コピー(広告の文章のこと)を考えていました。

作品が完成した後は希望者を募り前で発表。他の参加者からフィードバックをもらいます。

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作品を朗読する参加者。
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作品発表を聴いた参加者はポストイットに感想や気づきを記入。発表者に渡します。
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発表者の手元にはたくさんの感想が。多様な読者からフィードバックをもらいます。

私自身ライターとして書くことを仕事にしているので、こういったワークショップは研修で使えるのでは!?と興味津々で取り組みました。いつかpaletteでも新米ライター向けにプログラムを行ってみたいです。

とっくんがこれまでクラスで行ってきた詳しい実践はこちらから。
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作家の時間のまとめ。45分という短い時間ながら、質の濃い学びを体験できました。

合宿を終えて

兵庫県と京都府。異なる土地で、様々な背景を持った教育者が集まった今回の合宿。G会(ガイアグループ)と枠惑が協働することで、両団体にとって必ず良い経験になると私は信じていました。そして、それは間違っていませんでした。

昨今厳しい状態にある日本の教育ですが、こういった活動を積極的に行い、腕を磨いている教育者がいます。
狭い領域に留まらず、教育以外の分野にもアンテナを張って越境できる教育者がいます。

彼ら彼女らがこの先の教育を引っ張って行ってくれると信じて、paletteも引き続き応援していこうと思います。

二日間ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
機会はいくらでもつくりますので、是非また一緒に学びましょう!

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この記事を書いた人

ロペス

1992年、奈良県生まれ。少年の心を忘れない26才児。paletteの編集長兼ライター。通称「ロペス」。畿央大学教育学部を卒業後、東京の人材派遣会社に就職。その後小学校教諭、塾講師、認定子ども園保育補助を経て現職。人、モノ、場所の魅力を引き出し、記事として発信するため日々奮闘中。目下の悩みは「終わらない成長期」。ダイエット方法募集中。