地域から応援されるイベントを、この加古川にも。【KAKOGAWA SoCKS 5@鶴林寺】

今年5月、加古川の国宝「鶴林寺」にて「KAKOGAWA SoCKS 5」が行われる。
比較的若い層をターゲットとしたイベントで、なおかつ加古川の地場産業を盛り上げる意図もあると聴き、是非一度paletteでも紹介したいと思っていたイベントだ。

今回ありがたいことに、共催の株式会社ファインシステムの方から「地域の学生や若い人たちと協力してイベントを行いたい」とのことでpaletteに連絡が。

「我々のような地域の企業が地域活性化に取り組み、そこで活躍している人たちの力になることに意味があると思うんです」

担当の方の話を伺いながら、私は以前書いたコラムを思い出していた。

「加古川は応援し合うような動きがあまり無い」といったニュアンスのコラムだ。

当時はまだまだ地域に関われておらず、それ以降、地域で仕事を進めるにつれたくさんの人々や企業と出会い、「知らなかっただけで地域を盛り上げる為に頑張っている人や応援している人たちはたくさんいる」ということがわかってきた。

加古川には応援し合う動きがあるのにも関わらず、それがあまり知られていない。

ローカルメディアとしてこの部分に課題意識を持ったpaletteでは、地域で積極的に応援し合う動きを生んでいる企業や人々をとりあげていけるよう発信を続けている。

今回インタビューさせていただいた「KAKOGAWA SoCKS 5」もその一つ。

地域住民に楽しんでもらえるイベントであると同時に加古川の地場産業をも盛り上げる。売り手よし、買い手よし、地域社会よしの「三方よし」を体現すべく立ち上がった「KAKOGAWA SoCKS 5」。

「良いイベントは関わる人たちがファンになって成功を喜んでくれるイベントです」

そう語る今回の仕掛人に、「KAKOGAWA SoCKS 5」について詳しくお話を伺った。

KAKOGAWA SoCKS 5

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム

兵庫県加古川市にある国宝「鶴林寺」にて行われる大人のムカデ競争。一組五人からなるチームでゴールタイムを競うチーム対抗イベント。共催の株式会社ファインシステムはスポーツ競技でのタイム計測を得意としており、イベント当日は1/2000秒の制度でタイムを計測できる写真判定機材が導入される。

その他にも開会式で行われる「青空ヨガ」や加古川名物の「かつめし」をはじめ、様々な飲食楽しめるブース出店も予定。兵庫県加古川市の特産品である「くつ下」がイベント各所で用いられており、地域産業を盛り上げる意図も込められている。

参加費は一人2000円、一チーム10000円。参加者には共催の兵庫県靴下協同組合から、クリエイティブディレクターの田中有史さんがデザインした「くつ下くん」がプレゼントされる。

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム
palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム
「KAKOGAWA SoCKS 5」イベントHP
「KAKOGAWA SoCKS 5」イベント動画
イベント当日の様子はこちらの編集長日記から。

柱本 健太(はしらもと けんた)

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム

1990年年生まれ、鳥取県米子市出身。鶴林寺で行われる大人のムカデ競争「KAKOGAWA SoCKS 5」の仕掛け人。龍谷大学スポーツサイエンスコースを卒業後、株式会社ファインシステムへ入社。現在スポーツイベントセクションリーダーを務めており、各地のスポーツイベントの企画運営に携わっている。

まずは自分たちが本気で楽しめるイベントを

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム

ロペス:今日はお時間をいただきありがとうございます。早速「KAKOGAWA SoCKS 5」について伺っていきたいと思います。

柱本:よろしくお願いいたします。

ロペス:まず最初に、なぜこうしたイベントを加古川で立ち上げようと思ったのかを聴かせてください。

柱本:たくさんの方々が関わっているイベントですので一概には言えませんが、最初に私個人としてお話させていただくと、まずは自分自信が心から楽しめるイベントをつくろうと考えました。私は良く言うとまだ童心が強く残っており、学生のような気持ちで楽しめるイベントを作りたかったんです(笑)。

ロペス:イベントの内容が若者向けだと感じたのはそこなんですね(笑)。こういったイベントだと中々理解を得るのが難しそうに思うのですが、会社内で提案をした時は特に批判は出なかったのですか?

柱本:はい。イベントでは加古川特産の「くつ下」を用いており、会社が大事にしている「地域活性化」に貢献できる内容でした。また弊社の強みであるスポーツ競技におけるタイム計測を活かせるイベントで、参加者の方にも楽しんでもらえるであろうということで特に批判は出なかったです。

ロペス:なるほど。表層的な部分だけを見るとかなり斬新な形のイベントだと感じたのですが、柱本さんのお話をお聴きしていると御社のミッションにかなった内容になっているとわかりました。

コミュニケーションのきっかけ

ロペス:イベント内容についてもう少し深く伺っていきたいのですが、なぜ「ムカデ競争」といった競技を選ばれたのですか?

柱本:誰でも気軽に楽しめる競技だから、という点が大きいです。学生時代の運動会などで誰しも一度は経験している競技ですし、参加者にとって間口の広いものになっています。また参加者の方々が協力して行う「チーム競技」であるところも理由の一つですね。

ロペス:柱本さんはチーム競技のどの部分に魅力を感じているのですか?

柱本:コミュニケーションのきっかけになり得るところです。ご存知の通り地域単位はもちろん、家族や会社、学校といった組織においてコミュニケーションの重要性はますます高まっています。一緒に協力して競技に取り組むことで、様々な課題を乗り越えたりゴールの達成感を共有したり、日常生活とは違う部分でのコミュニケーションが行われるといった点が魅力だと感じていますね。

ロペス:当日はムカデ競争を通して参加者間で積極的なコミュニケーションが生まれ、関わった人たち同士で良い関係性が出来上がると。

柱本:はい。競技を楽しんでいただいて、その体験を皆さんと共有できれば自然とそういった形になっていくと思います。

良いイベントってなんだろう?

ロペス:ちなみに様々なイベントの企画・開催・運営に携わっている柱本さんにとって、「良いイベント」とはどういったものですか?

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム

柱本:おっしゃる通り私は仕事上全国各地のスポーツイベントに関わるのですが、良いイベントだと感じるものは、協賛されている地域の企業や関わっているボランティアの方々、また参加者の方々が積極的に応援しているイベントです。

ロペス:関わっている人たちの中で一部だけが盛り上がっているのではなく、全体がイベントの成功を心から望んでいる状態って大事ですよね。

柱本:そうなんです。だからこそ今回加古川で「KAKOGAWA SoCKS 5」を行う際も、地元の企業さんを盛り上げたり参加者の人たちに楽しんでもらえたりすることで、イベントが応援されるような関係をつくっていこうと考えました。

ロペス:素敵ですね。自分も過去に派遣の仕事でイベント設営に関わったことがあるんですが、殺伐とした雰囲気の現場もあり、そうしたところではイベントの応援という気持ちは生まれませんでした(笑)。

柱本:ですよね(笑)。最近我々が関わったイベントの中で素敵なイベントだと感じたのは2月に行われた「姫路城駅伝」でした。実行委員の皆さんを始め、我々が所属していた事務局もとても温かい雰囲気でした。そして何よりもファンとして長く関わってくださっている参加者がたくさんいらっしゃるんです。

palette「KAKOGAWA SoCKS 5」加古川イベント ローカルメディア 兵庫 播磨 株式会社ファインシステム

柱本:加古川にもこうした地域の企業さんや関わってくださるボランティアの皆さん、参加者の方々に応援していただけるイベントをつくりたいと考え、今回立ち上げる際に参考にさせていただきました。実際に「かつめし」や地元飲食店のグルメなど、加古川の様々な魅力に触れられるイベントになっています。

ロペス:自分も一加古川市民として、地域に楽しいイベントが生まれるのは本当に嬉しいですし、加古川の色んな表情を見てみたいです。「KAKOGAWA SoCKS 5」の成功を心から願っています。

柱本:ありがとうございます。是非楽しみにしていてください!

インタビューを終えて

これまで様々なイベントの経験を経て、「良いイベントとはなにか?」を考え抜いてきた株式会社ファインシステムの柱本さん。理想を絵に描いた餅のまま終わらせず「KAKOGAWA SoCKS 5」として形にし、この5月ついに実施する。

インタビューでお聴きしたように、イベントでは「地域活性化」のため加古川で何十年も前から地域を支えてきた地場産業に触れられる機会も設けられている。

地域に長く住んでいても、関わらなければ見えない部分というのは数多くある。是非この機会に普段とは違った形で地域と関わってみてほしい。当日はムカデ競争を楽しめることはもちろん、イベントを通して加古川の様々な魅力に気づける一日になるはずだ。

エントリーはこちらのページから。

株式会社ファインシステム

1986年創立。「IT×Designのチカラで、幸せにして、幸せになる」を企業ミッションとし、システム開発やWEB制作、スポーツイベントの企画・開催・運営を手がけている。創業者である先代の「地域の活性化」という大志を受け継ぎ、今回の「KAKOGAWA SoCKS 5」をはじめ様々なスポーツイベントを企画・開催・運営している。

株式会社ファインシステムHP

Follow me !!

お仕事(インタビュー・取材など)の相談は
こちらから。